『Part2 男同士の可愛いラブラブなストーリー』 - エッチでハッピー!!✩★✩ゲイ要素の高いオリジナル小説✩★✩
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『Part2 男同士の可愛いラブラブなストーリー』

長編連載/あらすじ/礼士と雄真は試験的に3日間一緒に住むことになる。一緒に食事したりお風呂に入って洗いっこをしたり、ラブラブでやっている。

雄真のメイクアップスクールが始まる。生徒は実習で、あるファッションショーのメイクアップを手伝うことになる。新入生なのにスタッフに抜擢された雄真は、先輩の嫌がらせに会う。礼士は、デパートでの美容部員の経験が認められたんだから、堂々としていればいいんだ、と励ます。雄真は現場でメイクアップアーティストのリーダーからアシスタントになって一緒にパリコレに行こう、と誘われる。下心丸出しの言い方で雄真は断るが、あとでそれに後悔して悩むことに。そのうち自信を取り戻した雄真は、今は学校で勉強して実力をつけることが大事、と決心する。

雄真の誕生日。彼のリクエストで礼士はスーパーイケメンにドレスアップして、雄真の働くデパートにバラの花束を持って迎えに行き、みんなの目の前でキスをして、「ハッピーバースデー」と言う。嬉しくて涙をこぼす雄真。次の日は礼士の家で雄真のために大カラオケ大会が開催される。

雄真はデパートで礼士に服を選んであげる。それまでは地味な物がほとんどだった。昔からウツ病持ちで現実感がなく自分の存在を感じられない礼士。雄真が選んでくれるのは、今までなかった色や柄。服を試着してみると、自分が確かにこの世に存在していると感じる礼士だった。




Part2男同士の可愛いラブラブなストーリー



「礼ちゃーん!」

と雄真がインターフォンに向かって叫ぶ。それからゴロゴロスーツケースを転がす音。ドアを開けると、でっかいスーツケースの他に大きなバッグを肩から下げて、変なサングラスをかけた雄真がそこにいる。

「なにこの荷物?3日って言ってたんじゃないの?」

「これ僕の3日分だから。」

「これで海外旅行に行けるな。」

雄真は玄関に荷物を置くと、ピョンピョン飛びながら俺に抱き付いて来て、ビッグなキスをしてくれる。

「礼ちゃん、3日間お世話になります!」

と可愛く頭を下げる。

「分かった!もう引っ越しの準備に入ってんだ。」

「違うわよ、これまた全部持って帰るから。」

「いいよ、使わない物は置いてっても。」

「全部いるものなの!」

俺はあんまり使ってない部屋を彼にあげて、荷物を解くのを見物していた。

「もう、礼ちゃんなに見てんの?」

「なにが入ってんのかな、って。」

化粧品類がすごい。俺の姉さん達もすごいけど、これほどじゃない。さすが商売柄。

「なんで日焼け止めだけで3つも4つもあるの?」

「使う部分によって。」

「じゃあなんで化粧水が3つもあるの?」

「朝、昼、晩。」

「朝と晩は分かるけど、昼ってなに?」

「それはアトマイザーに入れて、乾燥したなって思う時にスプレーするの。」

「これだけあったら、エステティックサロンが開けるな。」

「そうそう、エステ。あとで礼ちゃんにやってあげる。こないだからデパートで研修受けてて、ちょっとモデルが必要なので。」

「食べる物もこんなに持って来てくれたの?感激だな。俺払うよ。」

「大丈夫。これみんな家の冷蔵庫から持って来ちゃったから。」

「いいの?」

「大丈夫、大丈夫。」

「なんでこんなに服持って来たの?」

「その日の気分によって、選べるように。」

「余分に持って来たんだ。もう夜の仕事はしてないんでしょ?」

「でもデパートの通勤用の服がいるし。」

「あれ、男の子の服もあるね。最近女の子が多いから。」

「そうそう、念のために。」

「ちょっと男の子着てみて。」

「なんで?」

「俺、きっと理性を失う。」

「まだウツなんじゃないの?具合はどうなの?」

「さっき勉強してたんだけど、集中力が続かないから、少し寝てたんだけど、眠れなくて。」

「そう。」

「あれ、なんでまくらなんて持って来たの?」

「僕、ここ初めてじゃない?なにがあるか分かんないし。」

「じゃ、ベッドルーム見に行こう。」

「変なことしないでね。僕まだ心構えが・・・」

「なにそれ?ほら。こっち。」


「あ、チーちゃんがいる。」

「俺の友達だから。」

「このクマさん。僕ね、礼ちゃんの誕生日にあげる物探してて、そしたら店の中の椅子の上にちょこんといて、僕のことを微笑んで見てて、かなり予算オーバーだったんだけど買っちゃって、その月お金がなくて大変だった。そしてね、なんでか知らないけど、他のと比べてこの子だけ高いの。お店の人に、この子お喋りでもするんですか?って聞いちゃって、笑われた。」

「そんな思い出があったんだ。」

「きっと礼ちゃんも、チーちゃんからそういう僕の苦労を感じたから、大切にしてくれてたんでしょう?」

「そういうわけでもないけど。まあ、よくできたクマさんだとは思ってた。」

「あの頃は、僕が礼ちゃんに片思いだったから。」

「そんなことないよ。俺が君に片思いしてたんだよ。」

「どっちでもいいけど、まだ持っててくれるのは嬉しいな。」

「俺の誕生日って覚えやすいから。」

「礼ちゃん、僕の誕生日知らないでしょう?」

「知らない。夏でしょう?」

「全然違う。」

「いつ?」

「言わない。」

「なんで?」

「自分で調べて。」

「どうやって?」

「知らない。」

俺は彼をベッドに押し倒す。でも上手く逃げられる。

「チーちゃんが見てるでしょう?」

俺は笑いをこらえる。

「じゃあチーちゃんは俺の勉強部屋に置いて来る。」

「あ、でもチーちゃんの方が先にここにいたから、ここの棚のとこに置いてあげましょう。だけど礼ちゃんすごいとこに住んでるね。」

「ここは社宅だから。」

「パパって、セコイ節税対策するのね。」

「小さい会社だから、大変なんだろ。君、もう夜の商売辞めたんだから、パパは止めようよ。」

「でもパパはそれが好きみたい。」

「なんで分かんの?」

「時々ホステスごっこしたい、って言ってたもん。」

「なにそれ?なにすんの?」

「僕が綺麗なお洋服着て、お酌するの。それからカラオケでデュエット。家庭用ホステスカラオケシステム。」

「君達のやることにはついていけない。」

「礼ちゃん、僕がここにいない時は実家でしょう?今度一緒に歌いましょう。あとでちょっと練習しましょう。」

「イヤだ。」

「麗花様が今度もっとスピーカー増やそうって。」

「そんなくだらないことに金を使ってるから嫁に行けないんだ。」

「あと、唯花様はもっとでっかいミラーボール手に入れるそうです。」

「くだらない。」

「でも家族仲いいっていいですよー。家なんかみんなでカラオケなんて考えられないですもん。」

「普通はそうだろ?だから嫁に行かれないんだ。」

「ちょっと、礼士さん。」

「はい?」

「そこに正座してください。」

なんだか分からないけど、俺はベッドの上に正座する。

「これから僕の言うこと、しっかり聞いてください。」

「はい。」

1回しか言いませんので。」

「はい。」

「では。貴方のお姉様方が独身なのは、お姉様方にふさわしい殿方がいないからで、それにお姉様方はそれぞれ才能がおありになるから、バカな男と結婚するより独身でいらした方が、ずっと素晴らしい大輪の花を咲かせるです。」

「あの。」

「なにか?」

「なぜ君はそんなに彼女たちを慕っておられるのでしょうか?」

「だってー、お嬢様だしー、素敵だしー、憧れちゃう。僕もあんな風になりたいもん。」

「へー。」

「分かったわね。それじゃ、僕明日デパート早いから、もうご飯支度します。礼ちゃんは後片付けね。」

「ここは皿洗い機があるから。」

「じゃあ、お風呂沸かす係。」

「分かった。一緒に入る?」

「やだー、もー、恥ずかしー。」

「いいじゃん!」

「考えとく。」


それで晩ご飯食べて、それは意外と和食で焼き魚で、皿は皿洗い機にぶち込んで、お風呂の用意ができて、

「どう、考えた?一緒に入る?」

「でも、でも。」

「子供の時から一緒にプール行ってただろ?」

「水着は着てたじゃない。」

「でも着替える時も一緒だったろ?」

「だって。」

「セックスだってしてんだから、同じことだろ?」

「そうじゃなくって。」

「なんなの?」

「なんかー、一緒にお風呂って、卑猥じゃない?」

「セックスより卑猥なんだ。」

「そう。僕にとって。」

「なんでそんなにこだわるの?」

「分かんない。」

「やってみようよ。そしたら分かるよ、きっと。」

俺は先に入ってて、湯船に浸かっていたら、やっとガラス戸に彼の裸の影が映って、戸がちょろっと開いて、

「僕まだメイク落としてないからね。」

なんでそれ言わないといけないんだろう?俺は不思議に思う。そういえば、そこらに色んなメイク落としの材料が並べてある。雄真はちょっと可愛く前を隠しながら入って来て、俺達結構エッチなセックスいっぱいしてんのに、なんで今更隠すのか、謎。湯船に入って来る前に、チャチャッと身体にシャワーなんてかけて、その時横からマジマジと見てたんだけど、

「あ、分かった!」

「なに、礼ちゃん?」

「君の顔が女の子で身体が男の子なのメチャエロい。」

「え、やだー。そう言われると思った。」

「化粧はお風呂で落とすのがいいの?」

「そう。色々複雑だから。湯船でゆっくりマッサージとかしたいし。」

「へー。面白そう。」

「見世物じゃないです。僕の大事なプライベートなお時間なんだからー。」

「分かった。じゃあ俺は身体洗ってくるから。」

このマンションの風呂は3人くらい入れそうな湯船に、広い洗い場がある。俺はチラチラ彼の方をのぞいてたけど、確かに複雑な工程。何種類かのメイク落としを器用に使い分けて、よく分かんないけど、今、マッサージに入った模様。

「見ないでよ。」

俺がチラチラ見てんのを見付かった模様。俺は洗うの早いから、もう頭も洗ってしまった。そして湯船に戻って、彼の口紅の落ちた、唇にキスしてみる。

「ダメ!そんなキスしたら、僕たっちゃう。」

「え、こんなの大したことないじゃない?」

「お風呂の中はダメ!」

「そうなんだ。君にとってお風呂は卑猥なんだよな、なぜか。俺に髪の毛洗わせて。」

「絶対ダメ!僕の髪に触らないで!」

「なんで?ベッドではいつも触らせてんのに。」

「お風呂は違うの。感じちゃうの。」

「へー。子供の時はもっと巻き毛だったよな。」

「伸ばすとその分、重さで。」

「なるほど。」

さり気なく触ってみる。

「触んないで!」

マジで泣きそうになってる。ちょっと可哀そうだったかな?

「じゃあ、背中洗ってあげる。」

「背中は多分大丈夫。」

でも俺が洗い出すと、

「ダメ、ダメ、やっぱりダメ!自分でやる。」

と言って俺の手からスポンジをひったくる。それで自分で洗い出して、俺が隣にいて、彼は鏡に俺達ふたりが映ってんの見てなぜか、ワーッて泣き出して、

「礼ちゃんのバカ!」

って、今度は自分から俺に抱き付いて、それから俺に高そうなシャンプーのボトルを手渡して、俺は楽しそうにクルクルの巻き毛を洗い始める。

「なんで泣いてんの?」

「だって。」

「なに?」

「こんなんなっちゃって。」

彼は自分の腿の間を見る。

「あーあ、そっちもあとで洗ってあげるから。」

彼は俺の胸に背中を押し付けてきて、まだ少し泣いている。可愛い。でもなにを考えてるのかサッパリ分からない。なんでお風呂がそんなに卑猥なんだか?幼児期の体験?ただの妄想?


やっとお風呂の時間が終わって、彼の髪の乾かし方もなかなか複雑で、俺がすっかりベッドでうつらうつらしてると、やっと隣に入って来た。お風呂でヤっちゃたから、大人しく寝るのかなって思ったら、そうでもなかった。

「礼ちゃん、寝ちゃった?」

「ううん。」

「さっきはお風呂で騒いでゴメンね。」

「いいよ。楽しかったし。」

「結局ああなっちゃうんだから。」

「誰かとお風呂でエッチしてたの?」

「やだー、レディーにはそういうこと聞かないの!」

「レディーなの?」

「そう。」

「じゃあ、もう一緒に入るの止めようか?」

「知らない、礼ちゃんのバカ!」

と言った割には俺に抱き付いて来て、髪からとてもいい香りがする。俺は巻き毛を自分の手に巻き付けて、

「いい匂い。」

「これはね、フレグランスの入ったシャンプーなの。」

「なんの香り?」

「そうだ、思い出したけど、いつかデパートにすっごい渋い魅力のマダムが現れて僕に、貴女はどんな香水が好きなの?って聞くの。それで僕、これとあれとって色々言ったら、そのマダム、女性は一生香りはひとつなの。変えちゃダメなのよ、って言って消えたの。カッコよかったんだけど、僕まだひとつに決められない。」

「中性的なのがいいな。」

「そういうのが好き?」

「うん。この香りは複雑過ぎるかも。」

「お高いヤツだからね。そうだ、礼ちゃん今度デパートに来て。なんか試してみよう。」

それからも彼は明日の朝早いとか言いながら、色んなくだらなくも面白い寝物語を聞かせてくれた。それが俺達の初めて一緒に過ごした夜だった。


雄真の学校がもうすぐ始まる。彼の大量の荷物も少しずつ俺の所に運ばれて来る。意味不明の物も多い。俺は実は1週間くらいだけど入院させられた。新しい薬の副作用が出たんで。でも1週間で釈放されて、今は体調は落ち着いている。その間に学校が始まって、雄真は予習も復習も宿題も毎日しっかりやっている。彼は小学校から高校まで、俺の姉達と一緒にチャラチャラ遊んでるのしか見てないから、なんか変な感じ。俺はもともと文系だから、人工知能の研究は大変だけど、文系の頭を必要とする場面もあるから、それはいいとして。大学から帰るとキッチンにメモがあって、

「今夜はカレーが食べたいから、礼ちゃんできるとこまで作っておいてね。よろしく。」

カレーくらいなら俺だってできる。カレー作っていつものように先に食べて、勉強をしていると、静かにドアが開いて、静かに彼が入って来る。いつもならキャーキャーうるさいし、俺のことを抱き締めたりキスしてくれたりするのに。カレーの匂いはしてるはずなのになにも言わないで、自分の部屋に入ってしまった。しばらくほっといた方がいいのかな?って考えて、ひとりにしておいた。そしたらなんかわざとらしく俺の部屋の前を足音立てて歩いてみたりだの、なんだのしてるから、これはひとりにしておいて、というよりも構って欲しいサインだなって思ったから、彼の部屋のドアを叩いてみた。ドアが開いて、彼は黙って俺のことを見る。妙にシリアスに。

「カレー食べないの?上手くできたと思うけど。」

彼は部屋を出て、ゆっくりカレーを食べる。俺はしばらくそれを眺める。食べ終わるのを待って、

「学校でなにかあった?」

黙ってうなずく。

「なにがあったの?」

「長い話しだから。」

「いいよ。そのために俺達一緒にいるんだろ?」

「うん、あのね、僕の学校、時々本物のファッションショーで、メイクのお手伝いの実習したりするんだけど、だからそれもよくてあの学校選んだんだけど。そしたらこの前、デパートの仕事遅くなっちゃって、しょうがないから制服のままで走って学校に行ったの、名札もついたまんまで。そしたら先生が、きみあのデパートで働いてんの?どのくらいいるの?とか色々聞かれちゃって、そしたら今度のファッションショーのスタッフに僕が抜擢されちゃって、そしたら上級生が、入って来たばっかの新入生にやらせるのはおかしい、とか言っちゃって、先生とできてるんだろう、とか、学校入る前から知り合いなんだ、とか色々言われちゃって。」

そこまで一気に喋って、

「でもその実習やりたいんだろう?」

「絶対やりたい。」

「じゃあ他のヤツ等なんて気にすんな。君の長いデパート生活が認められたんだから。毎日お客さんにメイクしてあげてんだろ?」

「多い時は20分ごとに違う人。だから毎日相当な数こなしてる。」

「老舗デパートの本店で、何年も働いてるんだから、君もうプロなんだよ。学校のヤツ等とは違うんだから。」

かわいそうにワーワー泣き出しちゃって、

「君はそうやって一生懸命稼いだお金で学校行ってるんだから、堂々としてればいいんだ。業界ってやっぱそういう嫉妬とかイジメとかって多いのかな?ひどいのがいたら俺が一発殴ってやるから。」

「僕ね、大事な彼氏がいるから、先生とは関係ない、って言ってやった。」

「いいね、その大事な彼氏、っていう響き。で、そのファッションショーいつなの?」

「もう来週。」

「大変なのはそれまでだから。」

「女の子はまだいいんだけど、男がイジワルなの。」

「みんな、君が可愛いから嫉妬してる。」

「僕って可愛いの?」

「すごく可愛い。」

「キャー!嬉しい!礼ちゃんに言われるともっと嬉しい!本番で僕の実力を見せてやる。」

そのあと一緒にお風呂に入って、巻き毛を洗ってあげて、彼はたっちゃうヤバいと言って騒いで、いつもと同じ儀式。ここんとこやっとベッドまで我慢できるようになって、よかった。


今日がその日だった。ファッションショーの実習の日。雄真はなんとなく暗い。なんでだろう?エキサイティングな仕事のあとで、興奮冷めやらぬ感じで帰って来ると思ってた。なんか食べさせて、お風呂にいれてあげて、ベッドの上でマッサージ。

「疲れたー。」

を連発する。

「仕事、楽勝だったでしょ?」

「まあまあ。でも僕英語勉強しないとー。モデルの子若い子ばっかでお互い喋ってばっかで、僕チビだから台持ってって、それでも届かないからピョンピョン飛びながらやってたら、メイクのリーダーの人が紙に書いてくれて、なんだっけ、シャラップ、シットダウン、ドントムーブ。」

俺が可笑しくてゲラゲラ笑う。

「そうなの、僕がそう言うとみんなが大笑いするの。僕はナイスに言ってんのに。」

「だから、黙れ、座れ、動くな、ってナイスに言ったらよけい可笑しいだろ?」

「あ、そういうこと?メイクそのものはデザイナーさんの言う通りにやればよかったんだけど、肌質とか肌の色とかみんな違うじゃない。だから合わせるのがちょっと難しかった。」

そしてまたなぜか口数が減って、暗くなる。

「それからどうなったの?」

「モデルの人数半端じゃなくて、でもね、僕の学校では僕が多分1番速かった。」

「すごい!」

「ちゃんと本番のライトに近い場所に行ってもらったりとか、ヘアスタイリストの人と打ち合わせしたりとか、そういうのは気を使った。」

そしてまた暗くなる。

「そうだ、ショーね、ケータイで撮ったから見せるねちょっと遠いんだけど。」

パタパタ走ってケータイ持って来て、

「え、メンズなの?マジで?」

「言ってなかった?」

「メンズでなにメイクすんの?」

「メンズだってしっかりやるわよ。今シーズンは特にそう。肌の質感とか。このブランドはどっちかって言うとトラディショナルだったから、よけい眉とか口角とかしっかり描いたり。ヘアスタイルもオールバックが多かったから、眉は大変だった。」

そしたらまた口数が減っていく。

「雄真なんで暗いの?なにかあった?」

「礼ちゃん、なんで?」

「なんとなく。」

「やだ、礼ちゃんに隠し事できない。」

雄真は布団に潜ってしまう。俺は優しく、

「言いたくないんなんら、いいんだけど。」

「うん、あのね、ショーのあと、メイクのリーダーの人が僕に今度お茶しようって言うの。それでなんだかんだ君は仕事ができるから、俺のアシスタントにして、一緒にパリコレに行こう、って言うの。」

「すごいじゃない。」

「でもね、その言い方が全然そんなプロフェッショナルじゃなくて、ただ誘ってる感じ。だからすぐ断った。僕にそこまで実力ないの分かってるし。」

「そうなの。」

「でね、まずいことに、僕、礼ちゃんの前だけど、あとで後悔したの・・・泣きたい・・・。」

「そんなヤツについて行ってもいいことないし。」

「そうなんだけど、あとで考えて、結局こういう業界ってコネクションかな、って。ゴメンね、礼ちゃん。」

「仕事と私生活は関係ないだろ?」

「そうなんだけど。」

「じゃあ君は今度そういうチャンスが来たら、俺のこと捨ててパリに行くの?」

彼はまた布団に潜って黙ってる。俺は彼をそのまま残して、自分の部屋に行く。だけどそういうことってよくあるのかな?まあ、雄真は可愛いし、仕事もできるし、側に置いておきたいのも分かるけど。そういうヤツが他にもいるのかな?もしかしてそのうち下心なしで、スカウトされて世界を飛び回るようなことになって、世界中の男に会って、俺は結局捨てられる?考え過ぎ?雄真、学校に入ったばっかだし。それにそんな誘惑、もうないのかもしれないし。俺もそこまでは考えてなかった。せいぜい、メイクアップアーティストの仕事って、テレビとか映画の世界だ、って思ってたし。確かにファッションってそういうもんだよな。そしたら俺、彼を自由にしてあげないと。今、考えてもしょうがないか?雄真は今日初めてショーの仕事して、頭、沸騰してると思うし、きっと数日後にはもとに戻ってると思う。


数日経って、ほんとに雄真は見た目はもとに戻ったけど、中までどうなのかは分からない。彼がそういう野心家だっていうのは知らなかった。

「雄真、学校でまだイジワルされてるの?」

「もうね、なに言われても平気。実力で勝負。」

「強くなったね。」

俺は彼の頭を撫でる。

「あのね、礼ちゃんには言っとかないと、って思って。」

「なに?」

「あのね、こないだのショーの時のリーダーの人、今度学校に講習に来るの。」

「マジ?どうすんの?また誘われたら。」

そしたら彼は突然、キリっとして、

「考えたんだけど、こないだのショーの時、あのメイク、デザイナーと一緒になってクリエイトしたのは彼じゃない?僕はね、彼くらいの仕事ができるようになりたい。アシスタントになっても、どんなことさせてもらえるか分かんないし。実力第一。学校はちゃんと卒業します。」

俺はまた彼の頭を撫でる。

「もし君が世界に羽ばたいて行きたいなら、俺のことは気にするな。どんどんやれ!あ、でもちょっと待って。今のなし。もし君が世界に羽ばたいて行っても、また僕の所に帰って来て。そしてまた羽ばたけばいいから。」

「うん!分かった!礼ちゃん。僕ね、もし学校でこないだのリーダーにまたなにか言われたら、もう言うこと決めてるし。」

「なに?」

「僕には大事な彼氏がいるから、って。」

俺は彼の頭を激しく撫でて、巻き毛がぐしゃぐしゃになって、それが可愛かったから、キスもしてあげた。

「君は大人になったよ。」

「礼ちゃん、僕の誕生日分かった?」

「ううん。」

「明日!」

思いっ切り蹴りを入れられた。


晩ご飯食べながら、

「雄真、なにか欲しい物ある?明日じゃ時間がないな。」

「確かに僕の誕生日は覚えにくいけどさ。」

なんかご機嫌ななめ。

「あのね、僕ね、実はいつも考えてることがあるんだけど。」

「うん、うん。」

「よく映画とかにあるじゃない?すっごいイケメンの人がカッコいいスーツとか着て来るんだけど、みんなはその人誰か知らなくて、でもほんとはそれは自分の彼氏で、みんながビックリするの。」

「そんな映画あったかな?」

「でね、それをやりたいの。」

「君の言ってることが分からない。」

「だからー、明日デパート終わるの5時だからー、その時に礼ちゃんがバリっとしたスーツで、職場に現れて、僕のこと迎えに来てくれて、ハッピーバースデー、って言って欲しいの。そしたら他の人がビックリするでしょう?雄真の彼氏カッコいい、って。それが超嬉しいの。ずっと考えてたの、実は。」

「それだけでいいの?」

「うん。」

そういう演出だったら、ヘアカットとかも言って、バリッとしてあげよう。そのあと食事に行って、プレゼントは?見当がつかない。雄真が好きなのは、クマさん、カラオケ、少女漫画、メイク用品やらフレグランスはいっぱい持ってるし、ジュエリー売り場も隣だし。難しいな。姉達にラインしてみよう。麗花様から返事が。

「ジュエリーはクリスマスにとっておいて、花束とかいいんじゃない?デパートに迎えに行くんでしょ?いい演出なんじゃない?花はバラで、真ん中が白で、外側がピンクのがあるんだけど、それが好きだって。」

唯花様からも返事が。

「雄真ちゃんはね、プリンセスになるのが夢だから、王子様が迎えに行くんだから、やっぱりキスね。ロマンティックなの。」

バラの花とキス。なるほど。あ、でもそんなことを公衆の面前で?

「当たり前でしょう?みんなの見てるとこでキスすることに意義があるの。」

唯花様がそう言ってる。マジ?


次の日、俺の持ってる中で一番バリッとしたスーツと、いつもの俺よりちょっと派手目のネクタイで決めて、いつも行ってる美容院に寄って、事情を話したら、流行りの複雑なヘアスタイルにしてくれて、銀座に出て、さすがにそういう特別なバラとかも、その辺では見付けるのは簡単で、あるだけ全部買って、時計を見たらまだ時間があったからウロウロしてたら、観光客に一緒に写真を撮ってくれと頼まれた。俺のことなんだと思ってんの?こんなバカみたいなカッコとバカみたいな花束を持っていると、人々の視線を感じる。そもそも俺って、イケメン?言われたことないけどな。俺は自分の外見をただ地味だと思ってるけど。俺ってこれから雄真の彼氏として生きていくんなら、もっとお洒落にした方がいいのかな?とか、そんなことを考えながら歩いていたら、丁度5時になって、あわててデパートの中に入った。周りのスタッフも客も俺のことをジロジロ見てる。よく分からない流行のヘアスタイルに、こんなでかい花束持ってるし。雄真はすぐ見付かって、俺のことを本物の王子様でも見るような、うるうるした目で見詰めて、俺は世間様の注目の中、彼にゆっくり近付いて、まず唯花様おすすめのロマンティックなキス。それから麗花様おすすめのバラの花束。そしてハグして、

「ハッピーバースデー、雄真。」

ここまで自分じゃないカッコしてると、なにしても恥ずかしくないな。周りの拍手。雄真のうるうるした目から涙の滴が。

「礼ちゃん、カッコいい。どうもありがとう。」

さらに周りからの拍手と、ハッピーバースデーの言葉。


ふたりで銀座の街に出た。姉達に聞いて、雄真の行ってみたいバーとか、レストランとかを予約しておいた。高層ビルの最上階のバー。ふたりでシャンパンで乾杯。

「今日は僕の夢がかなったわ。」

あんまり大げさに言うから、俺は笑ってしまう。

「あそこに毎日いると、それが日常になっちゃって、なにか刺激が欲しくなるの。」

「そういうもんなんだ。だけどこの髪型、もう普通に直してもいいかな?」

「ダメ、ダメ、ダメ、ダメ!」

「いつもの美容師さん、気合入れてやってくれて。」

「なんて言ってやってもらったの?」

「だから、僕が王子様の役で、プリンセスの誕生日に花束を届けに行く、って言ったらこうなった。なんなの、この髪型?」

「それはね、レトロ七三のオールバック。」

「へー。」

「一緒に写真、いっぱい撮ろう。」

「いつか君、俺に服選んでくれる、って言ってたじゃない。あれ、今度やろうよ。」

「そうね。まだやってなかったもんね。お洒落なインテリ大学生風。それより麗花様と唯花様にお礼のメール差し上げないと。」

「なんで?」

「だって、このバラにこのバーに。」

「バレバレ?」

雄真はクスクス笑う。俺が、

「麗花様が、大事なプレゼントはクリスマスまで待った方がいいって。」

って言うと、雄真はハッとして、チラッと俺の目を見る。でもなんにも言わないで、シャンパングラスを手に取る。

「デパートのクリスマス商戦、そろそろ始まる頃だから。」

「男はどんなプレゼント買うの?」

「僕はフレグランス売るの得意なんだけど。メイク用品も、ギフト用で期間限定のが出るから、それもお勧め。」

「それから?」

「バッグとかもいいけど、好みとか結構あるから。」

「他には?」

「まあ、クリスマスと言えばジュエリーですけど。」

「どんなの?」

「仲のいいカップルなら、お揃いのペンダントとか。」

「君はどんなものが欲しいの?」

雄真はなんとなく恥ずかしそうに、下向いて黙っちゃう。そしたら、

「じゃあ、礼ちゃんはクリスマスになにか欲しいものあるの?」

「俺は別に。」

「あれ、唯花様からライン。明日の晩は家で雄真ちゃんのバースデーパーティーやるから、礼士も連れて来て。大カラオケ大会!」

「大カラオケ大会?アイツ等まだ飽きてなかったのか。」

「ヤッター!」

「俺、カラオケなんてほとんどやったことない。」

「なんで?」

「歌いたいという欲求がない。」

「一緒に歌おう!」

「なに歌うの?」

「なんなら歌えるの?」

「小学校の音楽の時間で歌ったようなヤツ。」

「ある、ある、そういうのも。」

「そうなの?」

「帰ったら練習しよう。僕はね、パパと演歌でデュエット。」


次の日の夜、ふたりで実家の大カラオケ大会に行った。雄真は姉のどっちかにもらった花柄の派手なドレスを着て、メイクは思いっきり女の子で、ホステス気取りでみんなにお酌して回る。そういうの、心底楽しんでるみたい。

「礼ちゃん、なに飲みますかー?」

「俺は車だから。」

「車は置いて、タクシーで帰りましょうー!今日は僕のバースデーだから。昨日だけど。」

「だから?」

「だから誰かタクシー代払って!」

「雄真、分かった、俺が出すから。」

「サンキュー、礼ちゃん!じゃあ、なに飲みますかー?」

ビールの注ぎ方がプロ過ぎる。これじゃあ水商売やってたのバレバレで嫁に行けなくなる。姉ふたりと雄真で少女漫画ごっこが始まる。

「麗花様、お飲み物はなにになさいますか?」

「そうね、わたくし、ワインを頂こうかしら?」

「はい。それでは唯花様は?」

「わたくしはカクテルを。」

側で聞いていた俺が、雄真に囁く。

「この家、ビールと日本酒とスコッチしかないじゃない?」

「いいの、あれはお遊びだから。みんなにビール持って行くから。」

「君さ、いつまであのふたりとそれやるつもりなの?」

「さあ?僕達楽しいし。」

止めるつもりはないらしい。

「姉さん達、俺あれ読んだぞ。少女漫画。」

「そう、そう。どうだった?」

麗花が俺の感想に興味を示す。

「いやあ、別に。」

「なにその感想?」

唯花が遺憾の意を表す。

「だから別に取り立てて興味深い内容ではない。」

「これだから殿方は。ねえ、唯花様。」

「本当にそうよねえ、麗花様。」

「姉さん達いつまでそれやるつもりなの?」

そこへ雄真がみんなにビールを持って来て、大事な返事を聞きそびれる。そしてとうとうパパと雄真のデュエットが始まる。いつの間にか設備も増えて、巨大スクリーンに歌ってる人の姿が映し出される。どういう意味があるのかは分からない。会社の福利厚生だと父は言っている。これもせこい税金対策?俺は時々キッチンに避難して、お手伝いの石山さんと話しをする。

「すぐ飽きると思ったのにな。」

「そうよね。これを週23回やられるから。」

「大変ですね。」

「まあ、私に余分な負担はかけない、ってお父様に言われてるんだけど。」

ビールの空き瓶があちこちにゴロゴロ転がっている。

「食べる物だって、外から買って来るから、って言われたんだけど。」

石山さんはさっきから一所懸命、つまみを作ってる。俺も手伝う。そろそろでき上ってきた模様の雄真がのぞきに来て、俺の腕をブンブン振って、

「礼ちゃーん!一緒にお歌、歌いますよー!」

俺達は一緒に学校の唱歌を歌う。なかなかいい曲が多いんだよな。意外にもみんなの喝采を受ける。今日、ここに来る前に雄真が器用にあの、なんだっけ?レトロ七三オールバックをやってくれて、大画面に映る俺の姿は普段よりイケメン。そのあと石山さんに呼ばれてキッチンに行くと、でっかいバースデーケーキ。

「俺が持ってくの?」

「それがいいでしょ。ロウソクに火つけるから。」

なんだか気恥ずかしい。ケーキにはピンクのバラの花が山のように盛ってある。姉さん達が選んだに違いない。おまけにてっぺんには、プリンセスとプリンスのちっちゃなお人形。恥ずかしいと思いながら、カラオケルームに入る。それを見た雄真の目がキラキラ輝く。

「パパ、ママ、麗花様、唯花様、礼ちゃん、石山さんもみんなどうもありがとうございます!」

と可愛くお辞儀して、ロウソクを吹き消す。俺はなんとなくここから5分の距離にある、雄真の実家の家族を思い浮かべる。みんなすごく真面目でまともな人達だから、こういうことはしないだろうな。いい大人の息子のために。雄真はピンクのバラを頬張りながら、

「皆様ー、僕とっても幸せですー!」

とマイクで叫ぶ。それから俺達は小学校どころか幼稚園までさかのぼって、白ヤギさんと黒ヤギさんとかクマさんのピクニックとかまで行ってしまって、あんなのもカラオケにあるんだな、ってちょっと感心する。雄真もいつかこの奇怪な家の一員になるんだろうか?っていうか、もうなってるんだろうか?俺は誰も見てない所で、彼のほっぺについたピンクのクリームを舐めてあげる。カラオケの大スクリーンに映った俺達は、ケーキの上に乗っかってた、プリンセスとプリンスみたいだった。


「僕のデパートで買えば割引になるから。」

「でも高いんだろ?」

「そんなことないって。今時のデパートには、安くていいものもたくさんあるわよ。」

俺達は、もうかなり肌寒くなった銀座に出掛けた。雄真が俺に服を選んでくれるって。

「礼ちゃんはね、確かに小さい頃は大人しくて地味だったけど、これから渋みが出て、イケメン度が増すんです。」

「へー。」

俺はウツ病でこの世に現実感がないから、自分が存在している意識がない。だから自分の姿を知らない。雄真から見た俺。きっとそれが俺の本当の姿。

「俺、上ふたりが女だろ?だから母親が男の子になに着せていいんだか分からない、ってよく言ってた。」

「だからいつも当たり障りのないカッコしてたんだ。」

「なにそれ?」

「ベージュとか紺とかあんまり自己主張のない色で、しかも無地が多いじゃない。」

「無難だからな。」

俺は雄真の目にいつもどう映っているんだろう?

「礼ちゃんはね、大学で大事な研究をしてる僕の大事な礼ちゃんだから。今日は、柄物少し買おうね。シャツとかセーターとか。パンツもストライプとかならイケるでしょう?」

彼の目に映ってる俺は、この世に存在してるんだろうか?存在している俺に彼はどんな服を着せてくれるんだろう?落ち付いたオレンジ色のセーター。それにブルーの柄物のスカーフ。

「カッコいいでしょ?グッと大人っぽい。」

「へー、こういう色を合わせるんだ。」

「好き?」

「うん。」

「あとこれ。」

なんか複雑な色のウールのジャケット。

「なに色って言うの、これ?」

「ええっとね、ラベンダーとクランベリーの中間。」

「この色大学に着てくの?」

「そうよ。それほど派手な色じゃないし、礼ちゃんの顔が元気に見える。でもあんまりモテモテになっちゃっても、僕、困っちゃうし。」

「ちょっと勇気いるかも。」

「シンプルな物と合わせれば大丈夫。僕が朝、コーディネートしてあげる。着てみて。」

着てみると、その色が俺の顔に反射して、元気に見える。

「好き?」

「うん。でも俺じゃあ、着方が分からない。」

「それは大丈夫。僕がお手伝いします。そのジャケットの下にこのシャツとパンツ着てみて。」

「ストライプのパンツと柄のシャツ?」

「柄は細かいからそんなに気にならないでしょ?」

試着室で全部着てみて、なるほど、お洒落なインテリ大学生。店の中に巨大な鏡があって、俺と雄真は一緒に鏡を見る。彼の選んだ服を着ると、俺はちゃんとこの世に存在して見える。

「好き?」

「うん。カッコいい。」

雄真は背伸びをして俺にキスしてくれる。ふたり並んだ姿は、まるであのバースデーケーキに乗っかってた、ハッピーなプリンセスとプリンスみたいに見えた。

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千本松由季

Author:千本松由季
東京都出身。カナダ在住。
男同士の恋愛を、様々なテーマで書いています。作品は長編を中心に50作以上。
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bridgetteyuki@hotmail.com
イラストも描いています。

©Yuki Sembommatsu 2017-2018